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修善寺温泉からバスで土肥温泉へ行ってみました、土肥は江戸期に土肥金山で知られ佐渡金山と並び称される程有名であったと云われています、現在は主に海水浴客で賑わい温泉街正面に広がる駿河湾の海底が深い事から深海魚の料理なども名物と成っています、今回はその土肥温泉を散策してみました。 | ||||||||
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共同浴場、元湯温泉、楠の湯 | ||||||||
(元湯温泉) 、写真「じゃらんnet提供」 | ||||||||
水神橋バス亭でバスを降ります、修善寺温泉口バス亭から此処までは松崎経由堂ヶ島行きバスで大凡40分程で修善寺駅からは45分程です、水神橋バス亭からは国道を離れ裏道を進んで温泉地へと向かいます、バス亭から300m程先に共同浴場「元湯温泉」が在り、更にそこから300m程先に共同浴場「楠の湯」が在ります、元湯温泉は土肥温泉で源泉から最も近く、楠の湯は露天風呂完備です。 | ||||||||
(楠の湯) | ||||||||
土肥温泉には他に「屋形共同温泉」と「弁天の湯」の2箇所の共同浴場が設けられています。 | ||||||||
(弁天の湯の一枚岩をくり抜いた浴槽と土肥温泉街を見渡す露天風呂) | ||||||||
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安楽寺 | ||||||||
県指定天然記念物「楠の巨木」が立つ安楽寺は土肥温泉発祥の地です、1611年(慶長16年)金鉱を開発中に抗口から温泉が湧き出てきたと云います、「まば湯」と呼ばれ温泉が湧き出る坑道は安楽寺の方に申し出れば見学可能です。 | ||||||||
(まぶ湯) | ||||||||
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土肥漁港 | ||||||||
(漁協直売場) | ||||||||
安楽寺から旅人岬へ向かってみます、その途中の土肥漁港には漁協直売場が在り(この日は閉まっていた)、土肥産のアワビ、伊勢海老、サザエ、テングサなどを格安で購入できます。 |
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(直売場のテングサ、地のりの乾物とサザエ) | ||||||||
土肥漁港を過ぎると駿河湾を見渡せます。 | ||||||||
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旅人岬 | ||||||||
(旅人岬) | ||||||||
漁港から県道17号線を海岸沿いに500m程歩くと旅人岬です、岬としてはあまり高さは無いのですが興津港、焼津港、清水港など遠望できます。 | ||||||||
(旅人岬からの眺め) | ||||||||
旅人岬から漁港へ戻り温泉街を見てまわります。 | ||||||||
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土肥海岸 | ||||||||
(土肥山川河口部) | ||||||||
漁港の隣の土肥山川河口部から南側1km間が土肥海岸です、海岸の近くにはホテル、旅館などが建ち並んでいます、これらホテルの客室、浴室からは駿河湾を一望できるでしょう。 明治期、大正期の頃には土肥海岸の桟橋から土肥金山で採掘された鉱石を船に積み運び出していたそうです。 |
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(海岸沿いのホテル、旅館) | (大正期の土肥海岸、中央の桟橋から鉱石を船に積んでいた) | |||||||
江戸時代、千石船の様な大型の廻船は海岸に近づけないのでサッパ舟(小舟)に一旦鉱石を積み、廻船に横付して載せかえていました。廻船に積み込まれた鉱石は江戸幕府のお膝元の江戸、駿府へ輸送されます。 | ||||||||
(江戸期の土肥海岸の沿岸に停泊する廻船) | ||||||||
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松原公園の世界一の花時計 | ||||||||
(観光案内所) | ||||||||
土肥山川沿いの土肥海岸裏側にある松原公園には世界一大きい花時計が置かれています、直ぐ脇の展望台から見下ろせます、花時計の隣は観光案内所でレンタルサイクルの申し込み、修善寺駅、三島、沼津、堂ヶ島までのバスの切符を販売しています(その隣が土肥温泉バス亭)。 | ||||||||
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黄金のいで湯 | ||||||||
観光案内所から道路を挟んだ対面には温泉櫓をイメージした「黄金のいで湯」が建っています、その両脇は足湯で此処が土肥温泉で唯一の足湯です。 | ||||||||
(黄金のいで湯の両脇の足湯) | ||||||||
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土肥金山 | ||||||||
松原公園から国道136号線を歩き史跡「土肥金山」へよってみます、土肥金山は金山の坑道を見学する事ができます、駐車場には食堂、お土産屋などが完備されテーマパークとなっています。 | ||||||||
土肥金山は14世紀の後半の頃、足利幕府3代将軍「足利義満」の時代に金鉱を掘り出したのが最初とされていますが此処の抗口は1906年(明治39年)に事業家「長谷川銈五郎」がヨーロッパから技術者を招き発見した坑道です、その後「銈五郎」は土肥金山株式会社を発足させ佐渡金山に次ぐ国内第2位の採掘量を誇る金山としたのです。 | ||||||||
(明治期から昭和初期に掘られた坑道) | ||||||||
資料館内には250kgの金塊が展示されています、時価総額はなんと10億円だそうです。 | ||||||||
(250kgの金塊)、写真「じゃらんnet提供」 | (伊豆鹿丼) | |||||||
土肥金山館内の食堂「葵」では伊豆鹿丼や「めかぶ丼」など御当地グルメを味わう事ができます、また金ぱくをふんだんに散りばめた豪華な「純金ソフトクリーム」も販売しています、値段は400円。 | ||||||||
(めかぶ丼) | (純金ソフトクリーム) | |||||||
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天正金鉱 | ||||||||
土肥金山から国道に出て500m程南へ進だ所に天正期(16世紀後半)に掘られた金山の坑道を見学できます、こちらは案内の方にいろいろ説明してもらえます。 この坑道は1577年(天正5年)に小田原北条氏の命で富永氏が採掘した金山です、北条氏滅亡の後には関東を制した徳川家により本格的な金鉱の採掘が開始されました。 |
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(天正期、江戸期の坑道) | ||||||||
駿河湾フェーリー乗り場 | ||||||||
(フェリー発着場) | (駿河湾フェーリー) | |||||||
最後にフェリー乗り場へ寄ってみます、天正金山から400m程国道を進むとフェリー乗り場の案内板が有ります、駿河湾フェリーは此処、土肥港から清水港まで1日4往復就航され65分で到着します、フェリーは全長83m、総トン数1550tありなかなか大型です、速度は18、5ノット(約35km)で航行しています、車で乗船する場合は予約制ですが人のみの場合は当日の乗船も可能だそうです。 | ||||||||
(駿河湾フェリー、デッキと船内) | ||||||||
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