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草津温泉郷 












 

                         
       
 
       
白根山頂へ  
       
 草津温泉の歴史は古く日本武尊、行基上人、源頼朝により開湯されたとも云われてますが文献上草津温泉が登場するのは室町時代後半です、戦国期に入ると地元郷氏の湯元氏が真田家に湯治客から集めた湯銭を納めていたとされ、1590年(天正18年)の小田原征伐の際に豊臣秀吉が草津温泉に立ち寄り徳川家康に草津温泉への入浴を勧めたといいます、江戸期を経て明治期に成るとドイツ人医師エルヴィン、フォン、ベルツは草津温泉をハンセン病の治療場として紹介しました。この様に草津温泉郷は古くから著名な人々に知れ渡る湯治場であったのです。

       
草津温泉バスターミナル 
       
    (バスターミナル脇の足湯) 
       
 JR吾妻線、長野原草津口駅からバスで草津バスターミナルに到着しました、長野原草津口駅からは常時バスが出ています。バスを降りると草津バスターミナル脇に足湯が見えます、あふれ出た御湯が川の様に流れています、さすが草津です。 

       
光泉寺 
       
    (光泉寺釈迦堂) 
       
 まずは光泉寺に立ち寄ってみます、光泉寺は721年(養老5年)に行基上人が草津を訪れた時に病人達の為に祈念したところ温泉が湧き出てきたと云います、これが草津温泉のはじまりであったとされています。 

       
湯畑 
       
 光泉寺の参門前から草津温泉の名所である湯畑が一望できます、此処湯畑は草津温泉街の中心に湧く源泉で周囲は大変賑わっています。 
 夜間にはライトアップされ幻想的なイメージになります。
 
 (ライトアップされた湯畑)、写真「じゃらんnet提供」

       
八代将軍御汲み上げの湯枠 
       
 湯畑の上手に「八代将軍御汲み上げの湯枠」と呼ばれる長方形の木枠が組まれています、この木枠は八代将軍徳川吉宗がこの中の湯を汲み上げさせて江戸まで 運ばせたと云います。

       
湯桶 
       
 湯畑とは横にズラリと並ぶ直線状に長い湯桶と呼ばれる木枠を温泉水が流れ、その間に温泉水と「湯の花」が分けられる仕組みです、所謂湯畑とは温泉水から 「湯の花」を取り出す為の設備の事です。

       
湯滝 
       
 湯桶で「湯の花」と分けられた温泉水はその下の湯滝から下手へ流れ落ちます。 

 
 湯畑源泉かけ流しの温泉宿
 
 草津温泉のシンボル湯畑を源泉とするかけ流し温泉の宿を見てみましょう。
 
 草津温泉 大阪屋
  (京風懐石料理) 
 
 湯畑から徒歩1分の老舗旅館「大阪屋」さん、江戸時代から伝わる伝統的「せがい出し梁造り」の建物と地元食材をふんだんに使用した京風懐石料理が自慢、しかし何よりも湯畑源泉から直ぐの為に劣化の無い上質の温泉に入れる事が魅力の宿。
 (湯畑源泉かけ流しの白玉の湯と岩風呂)
 
 草津温泉 湯畑 草菴
  (湯畑見下ろすお部屋) 
 
 湯畑を眼前に見る「草庵」さん、湯畑直ぐ脇に位置する為に周辺には飲食店多数あります(素泊まりの際に便利)、お風呂はもちろん湯畑源泉かけ流しです、湯畑からひいた足湯や湯畑ライトアップを見下ろすお部屋もあります、立地が良く手軽な宿です。
 (湯畑源泉かけ流しのお風呂) (朝食は無料サービス) 
   
草津温泉 いで湯荘 
 
 写真「じゃらんnet提供」 (人気の夕食メニュー上州牛ステーキ) 
   
 小規模ながらクチコミ高評価の「いで湯荘」さん、落ち着いた雰囲気と清潔な館内が評判です、湯畑源泉かけ流しの温泉は24時間入浴可能、上州牛のステーキが人気の夕食メニューだそうです。

       
熱乃湯 
       
 
  写真、 「じゃらんnet提供」
 
 湯畑の西側に大正時代風の建物が見えます、此処が熱乃湯で草津温泉に古くからある共同浴場であった場所です、中では草津名物の「湯もみ踊り」が披露されています。 

 
         
白旗源泉   
         
 
 湯畑の南側には白旗源泉が在ります、此処は1193年(建久4年)に源頼朝公が草津へ訪れた時に荒れ果てた源泉地を改修して自ら入浴したと云います、白旗とは源平合戦の際に源氏が使用した旗の色です。  
   
 (白旗源泉公共浴場御座の湯)、写真「じゃらんnet提供」  

 
   
江戸期の浴室  
   
   
 江戸時代には全国の温泉街や名物、名所などを紹介する書物が多数出回り一大旅行ブームがまきおこります、此処草津温泉にも江戸の町から数多くの湯冶客が訪れています、当時の旅館、共同浴場の浴室は洗場が狭く場合によっては脱衣場と一帯になっている浴場もありました、その頃は、お風呂に入ると言うより温泉の湯に浸かるのが目的だったのです。
 草津温泉の湯は当時も今もかわらない乳白色の御湯でした。
 
   
 夜に成ると油を入れた小皿に火が灯され浴室の四隅に置かれます、薄暗い中での入浴でした。  

 
         
西の河原通り   
         
 
 湯畑から西の河原通りを抜けて西の河原公園へ向かいます、西の河原通りはお土産街の中心地で此処では名物の温泉饅頭が売られています、また同じく草津名物の「舞茸の天ぷら」や「手打ち蕎麦」を食べられます。   

 
   
 西の河原通り周辺の人気の店  
   
 松むら饅頭
写真、 「じゃらんnet提供」
 
 草津温泉と言えばやはり温泉饅頭、此処、西の河原通りでは「松むら饅頭」さんが大人気、あんこは甘すぎず、皮はフカフカ是非おすすめ。 
 
 三国そば(三国家)
 
 (三国そばと舞茸の天ぷら)、写真「じゃらんnet提供」
 
 草津名物の一つ「三国そば」、西の河原通りの「三国家」さんは田舎汁と都汁の2種類の漬け汁が人気です、もちろん麺の歯ごたえ、味も評判。2人前~3人前の盛量がありボリュームまんてん、さらに舞茸の天ぷらもサクサク美味しいと評判。
 
 温泉卵「頼朝」
 
  (頼朝さんの試食用温泉卵) 
 
 湯畑の直ぐ近くの頼朝さん、本来もろみ漬けの専門店ですが此処の温泉卵は非常に美味しいと評判、頼朝さんと言えば温泉卵と称される程で他の何処の温泉地よりも美味しいとクチコミに見られます。

 
西の河原 
         
 
 西の河原公園に到着しました、此処を流れる川は全て温泉水です、西の河原とは草津の町の西に位置する事からそう呼ばれていました。   
   
 元々は此処西の河原と地蔵河原を賽の河原(さんずの川を意味する)と称していたと云いますが現在は西の河原で統一されています。
 御湯に手を入れてみましたが少々生温い感じです。
 
 
    (川岸の足湯)  
         
 西の河原の川岸にはいたるところに足湯が設けられています。  

 
         
不動の滝   
         
 
(不動の滝)  (源泉の噴出し口)   
         
 西の河原公園の西側に不動の滝と呼ばれる温泉水が滝となって流れ落ちる場所がありその右奥に源泉の噴出し口が見られます。   

 
         
 西の河原露天風呂  
         
 
(奥へと続く温泉水の川) (西の河原露天風呂)  
         
 温泉水の河原は更に奥へと続きます、その先に草津温泉最大の公共露天風呂、「西の河原露天風呂」 があります、更にその先へ進み国道292号線へ出るとそこからも源泉が噴出しています。
 
 
(西の河原露天風呂、源泉かけ流し)  (国道292号線沿いの西の河原源泉)   
   
 草津温泉の源泉は主に六ヶ所で此処「西の河原」と「湯畑」、「白旗」、「地蔵」、「煮川」、「万代鉱」です。  
   
 (西の河原露天風呂大浴場)、写真「じゃらんnet提供」  

 
   
 草津温泉の老舗旅館  
   
 草津温泉街の歴史ある老舗旅館を御紹介します。  
   
草津温泉 奈良屋  
 
 湯畑の近くに佇む草津温泉屈指の老舗旅館「奈良屋」さん、草津温泉最古の「白旗源泉」からの温水を6つ浴槽にかけ流しています、木造の天井の高い浴室は風情と歴史感があり大変人気です。  
 
 (白旗源泉かけ流しの露天風呂)    
     
 お部屋は趣の部屋ばかり、窓の外に湯畑を望めるお部屋もあります。料理は旬の素材を生かした懐石料理がメインでボリュームと食べごたえがあるそうです。  
   
     (湯畑を見下ろすお部屋)  
   
 草津ホテル  
 
  (2017年7月改装の客室)   
     
 次ぎに御紹介します老舗旅館は西の河原公園東口近くの「草津ホテル」さん、創業が大正2年で建物は木造3F建て、昭和初期の雰囲気が感じられるとクチコミに見られます、お風呂は「西の河原源泉」のかけ流しです、草津温泉街は旅館数多いと言えども「西の河原」を源泉とする宿はわずか6軒と意外と少ないそうです、また西の河原源泉の足湯も完備されています。   
   
(西の河原源泉の露天と足湯)   
     
 お部屋も広くお食事もボリューム満天、ハイクラス老舗旅館ながらコスパのいい宿です。   

 
       
天狗山スキー場   
         
 
 国道292号線を北上してベルツ通りへ向かいます、途中天狗山スキー場の前を通ります、天狗山スキー場はオフシーズンには天狗山プレ-リゾートとしてパターゴルフ、マウンテンカート、グラススキー、ドックランなどが置かれ遊戯施設と成ります。  
 

 
         
 ベルツ通り   
         
 
 天狗山スキー場の正面からベルツ通りを進みます、ベルツ通りは草津温泉街の北側から東側を囲む通りでその名の由来はわかりませんが大凡、明治初期に此処を訪れたドイツ人医師ベルツ博士に因んでそう呼んでるのでしょう、紅葉がとても綺麗です。   

 
         
草津熱帯園   
         
 
 ベルツ通りを国道292号線に突当たるまで進み、国道292号線に出て150m程西へ進むとY字路が在ります、そのY字路を国道から反れて小道に入ると昔ながらの草津観光名所の草津熱帯園があいります、此処は温泉熱でドーム内を温めて熱帯植物などを観賞できます、4mのワニ、カピバラなどもいるそうです。   
 
 (園内の動物達)、写真「じゃらんnet提供」  

 
         
煮川の湯   
         
 
大滝の湯)  (煮川の湯)   
         
 小道を進むと公共浴場「大滝乃湯」が右側に見えます、更に進むとまたY字路に出ます、そのY字路の脇に無料浴場「煮川乃湯」があります、「大滝の湯」、「煮川の湯」共に草津の六ヶ所の源泉の一つ煮川源泉から湯をひきいれています。   
 
 (大滝の湯)、写真「じゃらんnet提供」 (大滝の湯お食事床おすすめメニュー笹うどん)   

 
         
地蔵の湯   
         
   
 (地蔵の湯)  
         
 煮川の湯から草津バスターミナルへ戻ります、途中公共浴場「地蔵乃湯」の前に出ます、ここもまた「湯畑」、「白旗」、「西の河原」、「煮川」、「万代鉱」などと並ぶ草津6源泉の一つの地蔵源泉です。   
 
(地蔵源泉)   

 
            
 
     
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