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茨城県と福島県の県境に位地する五浦海岸から磯原海岸まで歩いてみました、名物のアンコウで知られるこの辺りは日本の渚百選に数えられ茨城県北ジオパークの一角をなしています、また温泉も名湯、秘湯として知られています。 | ||||||||
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JR大津港駅 | ||||||||
茨城県最北端の駅、JR常磐線大津港駅に着きました、常磐線水戸駅から各駅で1時間10分程です、此処から五浦海岸を廻り磯原海岸まで歩いてみます。五浦海岸までは3km程で駅前通り(県道354号線)をともかく直進します。 | ||||||||
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天心記念五浦美術館 | ||||||||
天心記念五浦美術館の正門前に着きました、五浦海岸へ行くには一旦五浦美術館の敷地内に入るか少し先の脇道に反れます。天心記念五浦美術館は五浦に居を構えた日本画家「岡倉天心」やその弟子である横山大観など五浦を代表する風景画家達を記念して建てられました、展示されている作品は主に日本画です。 五浦美術館までは大津港駅から巡回バスでも来れます。 |
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(五浦美術の里公園) | (五浦美術の里公園から見た平潟海岸) | |||||||
天心記念五浦美術館の隣が五浦美術の里公園です、海抜70mに位地する五浦美術の里公園からは太平洋が一望できます、眼下には平潟海岸も見えます。 | ||||||||
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天心遺跡記念公園 | ||||||||
(天心遺跡記念公園から見た椿磯) | ||||||||
五浦美術の里公園から少し坂を下ると天心遺跡記念公園です、この公園は岸壁上の小さな公園です、1906年(明治39年)に岡倉天心は東京の日本美術院第一部をこの地に移して研究所としました、研究所には岡倉天心と弟子達の画作室が設けられていました、当時の井戸や筆塚などが残されています、公園の真下には五浦海岸「椿磯」見えます。 | ||||||||
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五浦海岸 | ||||||||
五浦海岸は小五浦、大五浦、椿磯、 中磯、端磯の5つの入江を総じて五浦海岸と称します、黒松の生えるリアス式海岸は関東の松島と呼ばれ大変風光明媚な風景です、この辺りの海岸は茨城県北ジオパーク(大地の公園)の一角で化石の宝庫と成っています、魚竜やメガロドンの歯の化石など見つかっています。 | ||||||||
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黄門の井戸 | ||||||||
天心記念公園から少し歩くと小さな井戸が見えてきます、「黄門の井戸」と呼ばれ江戸期の頃に水戸光圀公(水戸黄門)が五浦を巡察に来た際に、のどが渇いたので水を探して辺りを見回すと一つの井戸が目に入りました、中を覗くと井戸は深く水を汲み出すのが困難でした、その時、偶然に井戸の淵に黄門様の杖があたりそこから水が湧き出てきたと云う伝説のある井戸です。 | ||||||||
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岡倉天心旧宅 | ||||||||
(五浦温泉旅館街) | ||||||||
黄門井戸の先に長屋門が在ります、此処は岡倉天心の旧宅で現在は国登録記念物と成っています、母屋、大五浦、小五浦の岩場を背景にした庭園など見学できます、敷地内の岬先端の六角堂(観瀾亭)は五浦海岸の名所で天心が自ら設計したものです、東日本大震災の時に当時の六角堂は流失してしまいましたが現在、当時の設計のまま再建されています。 此処「岡倉天心旧宅」周辺は五浦温泉の旅館街と成っています、「五浦観光ホテル本館、別館」などのホテル、旅館が数軒並んでいます。 |
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(大五浦、小五浦) | (六角堂) | |||||||
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五浦観光ホテル本館/別館大観荘 | ||||||||
(海の見える客室) | ||||||||
五浦海岸の岸壁上に建つ温泉旅館「五浦観光ホテル本館、別館」、此処は本館の内風呂、露天風呂、別館の内風呂、露天風呂の合計4つのお風呂が高評価です。 | ||||||||
(別館の太平洋を望む露天風呂と内風呂大浴場) | ||||||||
本館の露天風呂は風情ある庭園露天風呂、別館の露天風呂は雄大な太平洋の大海原を望む展望露天風呂、何れも源泉かけ流しの天然100%の温泉です、また両館何れかに宿泊されてもどちらのお風呂も利用できるので湯巡りも楽しめます。 | ||||||||
(本館の庭園露天風呂と内風呂大浴場) | ||||||||
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五浦岬公園 | ||||||||
(五浦岬公園展望塔) | ||||||||
岡倉天心旧宅から更に進むと五浦岬公園です、この公園の展望塔からは太平洋が一望できます、大五浦、小五浦が真下に見えます、北方向には「いわき港」が遠望できます。五浦岬公園から通りを隔てた向かい側は「大津岬灯台」です。 | ||||||||
(いわき港) | (大津岬灯台) | |||||||
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大津漁港 | ||||||||
(北茨城市漁業資料館よう、そろー ) | ||||||||
五浦海岸から磯原海岸へ向かいます、五浦岬公園から先は坂道が続きます、坂道を下ると大津漁港です、大津漁港は県内随一の「まき網漁港」で知られています。 | ||||||||
( ようそろー物産館) | ( 大津漁港直営市場食堂) | |||||||
大津漁港の西端は漁業歴史資料館の「ようそろー」です、此処は茨城県の漁業の歴史に関する展示物や漁業体験が楽しめる資料館です、その裏手が「ようそろー物産館」で地元海産物や海産物加工品、御土産品などの販売をしています、物産館の隣が大津漁港直営市場食堂です、この食堂は水あげされたばかりの御刺身、海鮮丼などが食べられ冬場にはあのアンコウ鍋が楽しめる食堂です。 | ||||||||
(直営市場食堂の豪華海鮮丼と刺身定食) | ||||||||
直営市場食堂では冬季限定であんこう鍋の元祖「あんこうどぶ汁」が食べられます。 | ||||||||
(直営市場食堂の活アワビ海鮮丼とあんこうどぶ汁) | ||||||||
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磯原海岸、二ツ島 | ||||||||
(二ツ島) | ||||||||
大津漁港から国道6号線に出て磯原へ進みます、磯原海岸までは国道一本ですが思ったより距離が長く5km程ありました、大津漁港駅からの巡回バスは五浦美術館前、六角堂入口、大津漁港前までです。 二ツ島が見えてきました、この二ツ島は切立った岩山で此処から南側が磯原海岸です、この二ツ島は東日本大震災の津波により以前の三分の一の大きさになってしまったそうです、しかし青々とした海面にポッカリ浮かぶ岩山はなんとも風情があります。 |
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(磯原海岸) | ||||||||
二ツ島の南側(海水浴場前)にはテトラポットが並べられているので波は大変穏やかです。海水浴場沿いには「二ツ島観光ホテル」、「磯原シーサイドホテル」が並んでいます。 | ||||||||
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二ツ島の望む温泉宿 | ||||||||
(北茨城ロハス 磯原シーサイドホテル) | ||||||||
(天空露天風呂とライトアップされた二ツ島) | ||||||||
磯原シーサイドホテルさんは屋上の天空露天風呂が人気、眼前には二ツ島と広大な太平洋が広がっています、夜間には二ツ島がライトアップされとても幻想的、更に太平洋を昇る朝日や海面に反射する月灯りも見れます、また全客室がオーシャンビューで磯原海岸を一望できます。 | ||||||||
(天空露天風呂から見た海面に反射する月灯り) | (客室バルコニーから見た磯原海岸と二ツ島) | |||||||
シーサイドホテルさんは夏には天然岩ガキ、冬にはアンコウ鍋など季節の素材生かした料理を提供しています。 | ||||||||
(夏限定の岩ガキと冬限定のアンコウ鍋) | ||||||||
(二ツ島観光ホテル) | ||||||||
(露天風呂) | (露天風呂から見た月灯り) | |||||||
シーサイドホテルの直ぐ隣、「二ツ島観光ホテル」さん、こちらもお部屋と露天風呂から二ツ島を正面に望む事ができます、露天風呂は其れほど広く無いものの海岸に近く波が目の前に来る感じがいいとクチコミに見られます。 | ||||||||
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大北川河口部 | ||||||||
(大北川河口の三角州) | (大北川河口部の天妃山) | |||||||
磯原海岸の南側は磯原の名所「天妃山」でその直ぐ隣が大北川の河口です、この河口部は三角州(デルタ地帯)と成っています、この辺りでは海側でヒラメ、シロギス、河川側ではウナギなどが釣れるそうです、海川の両方の魚が狙えるポイントです。 | ||||||||
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JR磯原駅 | ||||||||
常磐線「磯原駅」に着きました、磯原海岸(二ツ島)から2km程です、此処から帰宅します、駅の回りを少し散策しようかと思ったのですが炎天下のな中で何キロも歩いたのでここまでにします。 | ||||||||
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