上総国分寺の北東方向に位置する上総国分寺尼寺は僧寺と略同時期に建立されたと考えられています、当寺その規模は国内の尼寺の中で最大級を誇り現在その中心区画が再現されています。
中門
上総国分寺尼寺の伽藍中心区画の入口である中門と外周の回廊には基壇には甎と呼ばれる瓦が使用されていました、その中門と回廊の屋根瓦は5000枚以上で上総国分寺尼寺の中心区画は他国の尼寺より大規模なものでした。
外周の回廊
中心区画を囲む回廊は僧寺と同様に中門から金堂へと通じています、その回廊に囲まれた中止区画の規模は大凡東西60m程、南北50m程あります。
金堂
(銅灯篭)
金堂の基壇の規模は東西30m程、南北25m程でその間口には8本の礎石柱が立ち並び正面には銅灯篭がおかれていました。
鐘楼と経楼
(鐘楼基壇と経楼基壇)
金堂の北側裏手には西に鐘楼、東に経楼が横並びで配置されていました、それら鐘楼、経楼の更に北側に講堂が置かれていました。
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