関東、温泉と旅行記 | 長野市、松本、上田方面 | |||
荒砥城は冠着山の支尾根標高895mの位置に築かれた山城です、現在中心部である本郭周辺が整備され櫓台、城門などを復元して当時の状況を再現しています、再現された本郭周辺を見る限りでは円形状の砦の様に思われますが東西に細長く延びる尾根上に郭を設けた連郭式の縄張でその実際の規模も其れなりであったと考えられます。 | ||||
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善光寺別院 | ||||
荒砥城へのルートは信濃鉄道戸蔵駅より千曲川に架かる大正橋を渡り上山田温泉郷を抜けて県道498号線と77号線が交差する城山入口交差点から498号線沿いに山道を登ります、大手の位置は確認できませんが途中に善光寺の別院が在ります、この辺りは荒砥城の郭となっていたのでしょう。 | ||||
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案内所付近の郭 | ||||
(四ノ郭) | ||||
城山を登り駐車場を過ぎると石塁が見えてきます、石塁上に案内所があり平地となっています、その案内城の東側が四ノ郭です、当時案内所の平地と東の四ノ郭は一つの郭となっていたのでしょう。 | ||||
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二ノ郭門 | ||||
案内所からつづら折状の道を登り三ノ郭の跡とされる一角を過ぎるとニノ郭の門が建っています、この門の内側は堀底道でニノ郭と門上の櫓から侵入してきた敵に対して鉄砲、弓で攻撃がかけられる造りになっています。 | ||||
(ニノ郭門の内側の掘底道) | ||||
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ニノ郭 | ||||
掘底道からニノ郭に入ると櫓が建っています、この櫓からも堀底道に対して横矢がかけられる様に成っています。 | ||||
(左写真、兵舎、 右写真、正面尾根の先端が姫城、高見が葛尾城) | ||||
ニノ郭には兵舎が再現されています、また櫓上からは村上氏の姫城、葛尾城、屋代城などを遠望できます、当時これら各支城どうしが狼煙などで連携していたのでしょう。 | ||||
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本郭門 | ||||
(ニノ郭西の小口) | ||||
ニノ郭の西の小口を抜けて道成りに進むと本郭の門に出ます、この門もニノ郭の門と同様に内側が堀底道で横矢の仕掛となっています。 | ||||
(本郭門の内側の堀底道) | ||||
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本郭 | ||||
(本郭兵舎) | ||||
尾根上の最高地に位置する本郭には兵舎、城主の館などが再現されています。 | ||||
(城主の館) | ||||
城主の館は大変狭く実際には同郭内の兵舎とされている建物も城主の住まいの一角であったのでしょう、本郭全体が城主の居住区の郭と考えられます。 | ||||
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