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戦国時代の兵器2   
(功城兵器)   
         
   
         
 ここでは主に戦国時代に功城戦で使用された兵器を見てみましょう。   

 
         
破城槌   
         
   
 破城槌とは古代ローマで使われた破城器と同じ物です、当初、城門を突き破る際には丸太などを用いていましたが通常城門には横矢の仕掛が施され城門破砕に措いて側面より鉄砲、弓を放たれ多数の死傷者を出していました、そこで城門を突き破る丸太を厚手の木の板で囲み車輪を取り付けた破城槌が登場しましす。   
   
 通常「破城槌」には10名程の兵が入り車を押して何度も城門へ突撃を仕掛ます。   

 
         
棒火矢   
         
   
 棒火矢は大鉄砲などの大砲に差し込んで発射する大弓矢です、大変威力があり漆喰壁の櫓などにも突き刺さります、更に矢前方には火薬が取り付けられている為に標的命中と同時に爆発引火します。   
   
 棒火矢を砲に装填する際には先に砲弾を装填します、其れにより棒火矢は勢いを増して飛ぶと言います、また砲弾も同時に発射される為に標的への破壊力も増強します。   
   

 
         
投石器   
         
   
 古代ローマ帝国、古代中国で使用された投石器です、日本でも弥生時代には既に使われていたそうです、大砲が戦場に登場する様に成ると徐々に姿を消しますが大砲と比較して製造コストが安く移動にも手間がかからない事から乱世が終焉するまで使われていました、射程距離は大凡300mで曲射が可能な事から城壁の内側に石弾を投げ込み敵城兵をかく乱させるのに有効的でした、日本では炮烙器、投弾帯と呼ばれていましす。   
   

 
         
行天橋   
         
   
 功城戦に措いて城壁を登り敵の城内へ突入する際には多数の死傷者が出ていました、そこで発明されたのが行天橋です、城壁を登る際に籠兵より鉄砲、弓が一斉に放たれます、更に投石などもあります、行天橋は押手を木の囲いで守りながら進み城壁直前で渡し橋を架ける城内突入兵器です。  
   
 行天橋は進軍の際には橋を後手に倒しておきます、城壁に近づくとその橋を前に倒して城壁に架けます、其れにより切込み隊が一斉に橋を渡り城壁内へ突入する設計です。  
   
 実際のところ行天橋の使用範囲は限れていたと考えられます、山城や幅の広い堀が存在する場合には使用は難しかったのではないかと思われます、また此れも比較的大掛りな兵器の為に解体して移動し戦場で組み立てていたのでしょう。   

 
         
投げ砲烙   
         
   
 投げ砲烙とは所謂「火薬玉」の事です、その火薬玉を縄でククリ、投げ紐を付けて手榴弾とした物です、内部は球状の陶器の中に火薬と鉄片、小石などが詰められています、火薬のみの炸裂ではさほど破壊力はありませんが内部に鉄片、小石が仕込まれている為、炸裂の際にそれらが飛び散り殺傷効果を高めます、上記「投石器」を用いて遠くへ飛ばす場合もありました、この投げ砲烙が城壁内へ投げ込まれる事により籠城兵は多くの死傷者を出したものと考えられます。   

 
         
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