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真鶴温泉の帰りに湯河原温泉へ寄ってみました、 湯河原温泉は古くからの温泉郷ですが発見された時期については定まらず発見者も加賀の山伏、行基上人、弘法大師、タヌキと複数の説が存在しています、温泉旅館は主に千歳川、藤木川沿いから湯河原駅にかけて古風な和風温泉旅館が建ち並んでいます。 | ||||||||
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奥湯河原温泉郷 | ||||||||
東海道本線湯河原駅から奥湯河原温泉へバスで移動しましす、15分程で奥湯河原バス停へ到着しました、此処から川沿いに湯河原の中心街へと歩いてみました。 | ||||||||
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藤木川 | ||||||||
( 藤木川) | (五段の滝) | |||||||
藤木川は奥湯河原から2km程下流で千歳川と合流して相模湾へ注ぎます、川沿いには幾つかの源泉があり湯煙が立ち込めています、少し進むと湯河原五大滝の一つ五段の滝が藤木川へと注いでいるのが見られます。 | ||||||||
(藤木川沿いの源泉湯煙) | ||||||||
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不動の滝 | ||||||||
藤木川沿いを更に進むと不動の滝の入口に差し掛かります、不動の滝は湯河原五大滝を代表する滝で落差15mあります、入口付近には茶屋が在り足湯に浸かる事もできます。 | ||||||||
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湯河原温泉場 | ||||||||
不動の滝を過ぎると温泉場地区に入ります、温泉場地区は湯河原温泉の旅館街の中心地で地区内に入ると直ぐに昭和初期に建てられたと思われる木造の旅館が数軒見られます。 | ||||||||
(だるま滝) | ||||||||
木造旅館の少し先に湯煙が立つ噴塔が立っています、更に進んだ栖鳳橋からは「だるま滝」を見る事ができます、だるま滝も湯河原五大滝 の一つです。 | ||||||||
(湯河原の老舗旅館) | ||||||||
栖鳳橋から300m程進むと町立湯河原美術館でそこから先は上野屋、伊豆屋、富士屋などの老舗旅館が並んでいます。 | ||||||||
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明治、大正期の湯河原温泉街 | ||||||||
湯河原温泉郷は明治期、大正期、昭和初期が最盛期で当時、千歳川、藤木川の川沿いに温泉旅館が幾つも開業されています、またその頃には夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介など多くの文豪が宿泊した事で知られています。 | ||||||||
当時の湯河原温泉街には源泉が数多く在り噴塔が幾つも建ち並んで湯煙をあげて温泉宿ならではの風情をかもし出していました。 | ||||||||
温泉街から海岸方行へ向かった所に豆州人力鉄道の「門川駅」が在りました(現在の湯河原海浜公園から300m程西側)、豆州人力鉄道は1895年(明治28年)に開業された人力で車両を押して運行する一風変わった鉄道で小田原と熱海間で操業していました、湯河原温泉街へ行く当時のお客さん達は此処「門川駅」で下車して徒歩もしくは人力車、乗り合い馬車で温泉街へ向かいます。 豆州人力鉄道は開業からわずか10年程で廃止されその後には熱海鉄道が同じ路線で小型蒸気機関車を運行させています。 |
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湯河原温泉の老舗旅館 | ||||||||
ここで湯河原温泉街の歴史ある老舗旅館を少し見てみましょう。 | ||||||||
(伊藤屋) | ||||||||
(伊藤屋本館)、写真「じゃらんnet提供」 | (本館客室) | |||||||
湯河原温泉の中心街に位地する伊藤屋さんは門柱、石垣などが有形文化財に登録されています、また2,26事件縁の旅館でその客室は現在も利用できるそうです。 | ||||||||
(貸切露天風呂) | (人気の金目鯛の煮付け) | |||||||
湯河原温泉ならでわのサッパリした柔らかい泉質の温泉、金目鯛の煮付けが人気夕食メニュー。 | ||||||||
(藤田屋) | ||||||||
(本館客室と夕食メニュー)、写真「じゃらんnet提供」 | ||||||||
藤田屋さんは創業が明治15年で建物は大正期の佇まい、歴史を感じさせる趣のある宿として知られています、更に歴史ある建物ながら清潔で尚且つクチコミは高評価,、湯河原の情緒と歴史を味わうなら藤田屋さんがおすすめ。 | ||||||||
(藤田屋さん、浴室) | ||||||||
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町立湯河原美術館 | ||||||||
(美術館の日本庭園) | ||||||||
町立湯河原美術館はミュージアムショップ、喫茶室などが完備され、直ぐ隣には日本庭園が造られています。 | ||||||||
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万葉公園 | ||||||||
(万葉公園の滝) | ||||||||
万葉公園は温泉街の中心に位地しています、万葉歌に歌われた植物が数多く植えられているそうです。 公園内に入ると直ぐに2つの大きな滝が流れ落ちています。 |
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(万葉亭) | (花木園) | |||||||
公園内の万葉亭は通常、休憩所と成っていますが400円を払うと此処で抹茶をお菓子付きで頂けるそうです。 公園奥の花木園では6月上旬から中旬にかけてゲンジほたるを観賞する事ができるそうです。 |
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(渓流散策路) | ||||||||
万葉公園の南側の千歳川沿いは渓流散策路と成っています。 | ||||||||
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独歩の湯 | ||||||||
万葉公園の花木園の更に奥は足湯施設「独歩の湯」です、300円支払い異なる9つの足湯に浸かる事ができます。 | ||||||||
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五所神社 | ||||||||
(明神の楠) | ||||||||
万葉公園から湯河原駅の方向へ進みます、途中「五所神社」に立ち寄ってみました、五所神社は1300年前の奈良期に土肥郷の総鎮守として創建されました、1180年(治承4年)源頼朝が石橋の合戦に出陣する前夜、土豪の土肥次郎実平は頼朝の戦勝を祈願 し刀一本を奉納したと云います。 五所神社の正面の「明神の楠」は樹齢800年の巨木です、その昔、五所神社へ参拝する人達は千歳川で身を清めてから此の「明神の楠」の下をくぐり参拝におもむいたそうです。 |
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東海道本線湯河原駅 | ||||||||
(湯河原駅) | (駅前の御土産屋街) | |||||||
一旦、湯河原駅に戻り此処から城願寺へ向かいます、湯河原駅の正面には御土産屋が並んでいます、かまぼこ、干物などが主な名産品として販売されています。 | ||||||||
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湯河原のちょと有名な御土産品 | ||||||||
(小梅堂のきび餅) | ||||||||
写真、 「じゃらんnet提供」 | ||||||||
湯河原温泉街の小梅堂さんは「きび餅」が有名、柔らかくてあっさりした甘さで粉たっぷりのきび餅です。 | ||||||||
(和菓子処十五夜、かるかん饅頭) | ||||||||
湯河原駅から直ぐの和菓子処十五夜さんの「かるかん饅頭」はクチコミで人気が広がったそうです、山芋をふんだんに使用してシットリまろやかな味、リピーターも多いそうです。 | ||||||||
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城願寺 | ||||||||
(天然記念物びゃくしん) | ||||||||
城願寺は湯河原駅の裏山です、土豪である土肥一族の菩提寺で参門をくぐり寺域に入ると右側に天然記念物で樹齢800年の巨樹「びゃくしん」、源頼朝と追従した武者の七騎を祀った七騎堂、左側には頼朝の腰掛石があります、更に寺の墓苑の奥は土肥一族歴代の墓所です。 | ||||||||
(七騎堂) | (頼朝の腰掛石) | |||||||
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湯河原海岸 | ||||||||
最後に湯河原海岸へ行ってみました、波打ち際辺りまで岩や石がゴロゴロしている海岸で南方向には初島、東方向には真鶴半島三ツ石が遠望できます。 | ||||||||
(初島) | (真鶴半島三ツ石) | |||||||
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湯河原温泉イベント、お祭 | ||||||||
(幕山公園梅の宴) | ||||||||
「じゃらんnet提供」 | ||||||||
毎年2月中旬から3月上旬にかけて幕山公園の園内には4000本の白梅、紅梅が咲き乱れるそうです、また「梅の宴」開催期間中に園内では地場産品、名物の販売も行われます。 | ||||||||
(ゆがわらサンバパレード&伊豆湯河原温泉納涼花火大会) | ||||||||
7月の下旬、湯河原温泉街で開催されるサンバパレード、湯河原観光会館前から泉公園までを練歩く、終着地の泉公園では納涼花火大会が開催されます。 | ||||||||
(湯河原温泉海上花火大会) | ||||||||
7月と10月の年2回湯河原海岸沖から打ち上げられる花火大会です、その数6000発、盛大な花火大会です。 | ||||||||
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