外郭
(島田郭の郡代官所)
車橋門を抜けると外郭へ出ます、外郭は北の島田郭と南の水郭の二区画に区分けされ北側島田郭には郡代官所が置かれていました。
大手口
(角馬出先端の砲台)
大手口は島田郭と水郭の中程に開かれその大手門前には角馬出が設けられています、この角馬出の先端と北側、南側の土塁上には砲台があり大手口の守りとなっていました。
(大手を守る南北の砲台)
この様な南北双方と馬出先端に砲台を設置して大手の防備を固める構造は函館五稜郭の大手口半月堡に採用されています、また中世から近世にかけてヨーロッパでは五稜郭の様な星型の要塞が多数築城されそれら要塞の主要口にはこの大手門の防御方式が設置されています、函館五稜郭の様な西洋式星型要塞はレオナルドダビンチが当初考案したものです。
水郭門
水郭の南の城外へ出る水郭門の前には丸馬出があります、この水郭門の東側にも門を守る砲台が置かれています、この様に大砲を土塁上の高台に配置するのは砲弾の射程距離を少しでも延ばす事で敵軍の砲弾の届かない位置から砲撃をかけて敵の砲陣を近づけさせない為です。
利根川
前橋城の西を流れる利根川は前橋城の西側の守りとなっています。
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