関東、温泉と旅行記 |
横浜、鎌倉方面 |
近代の軍艦史 |
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(中甲板) |
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艦首から中甲板へ下ってみます、三笠記念館は中甲板まで見学できます、内部は大分造り返られていて現役当時とは異なっていますが長官室、士官室、副砲部などは当時の状態が再現されています。 |
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中央展示室 |
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(戦艦三笠の操舵輪) |
(2等巡洋艦千曲模型) |
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中央展示室に入ってみます、此処は戦艦三笠の中央部で結構広々としています、現役当時にこの展示室がどの様な施設であったのかは分かりません、大分造り返れているようです。 |
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(1等巡洋艦吾妻模型) |
(戦艦三笠模型) |
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しかし展示室内には日露戦争時の艦船模型や当時の貴重な写真などが数多く展示されているので見て周ると結構楽しめます。 |
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(ロシア戦艦二コライ1世) |
(戦艦朝日) |
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中甲板15,2cm副砲 |
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中甲板には左舷と右舷側に15,2cmの副砲が5門づつ計10門配備されています、各砲仕切られた区画に1門づつあり直撃弾を受けた際の爆風が艦内に飛び散らない様に成っています、ちなみにこの辺りの側面の装甲は22cm程でかなり強固な造りです。 |
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士官室 |
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(士官室) |
(艦隊旗艦長居室) |
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中甲板を艦尾方向へ進みます、通路を少し進むと左舷側に士官室があります、此処は艦内士官が会議、食事などに仕様した部屋です、その対面、右舷側には「艦隊長官居室」、「参謀長官公室」、「幕僚事務室」など上級士官の居住室、処務室があります、戦艦三笠では上級士官は個室で寝泊りしていましたが中尉以下の下級士官は一般の水兵同様にハンモックで寝ていました。 |
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(幕僚事務室) |
(参謀長官公室) |
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司令長官室、司令長官公室 |
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(艦長公室) |
(司令長官公室) |
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更に艦尾へと進むと艦長公室へ突き当たります、その裏側が司令長官公室です、此処は外部からの客人を招いたり艦隊の最高士官達が会議を開く場です、東郷提督や秋山真之中将がこの席に座ったのでしょう、長官公室の中には小ぶりな砲が配備されています、47mm速射砲だと思われます。 |
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(司令長官公室の47mm砲) |
(司令長官室) |
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司令長官公室の更に裏側が司令長官室です、東郷提督が使用した部屋で木目調のこったデザインのインテリアで飾られています、豪華客船の一等船室の様です。 |
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(スターンウォーク) |
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指令長官室からは外のスターンウォークへと出られます、これは所謂バルコニーで英国人こだわりでしょうか?イギリス製の戦艦に良く見られるものです。 |
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戦艦三笠の機関 |
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此処で戦艦三笠の機関について少し見てみましょう、戦艦三笠に搭載されている蒸気機関はイギリス、ヴィッカース社製の直立3気筒3連成レシプロ式機関です、レシプロ式機関とは蒸気圧によりシリンダーを往復させる機関で直立3気筒3連成とは複式機関と呼ばれ、ガソリンエンジン車で言う3気筒エンジンの様な物、ただ異なる点は3つのシリンダーが高圧シリンダー、中圧シリンダー、低圧シリンダーと分かれている事です、まずボイラー熱で高圧膨張した蒸気を高圧シリンダーへ吹き込みます、そこからやや冷却された中圧蒸気を中圧シリンダーへ注入、そして更に冷えた蒸気を低圧シリンダーへと送り込み3つシリンダーでクランクを回転させます、これにより1気筒のシリンダーの蒸気機関より高出力が得られるのです、戦艦三笠が建造された時代にはまだ蒸気タービンを備えた戦艦は無くこの方式が最も画期的なものでした、この機関により戦艦三笠は15,000馬力、最大速力18ノットと当時の戦艦の中で最大のパワーが発揮できたのです。ちなみに世界で最初にタービン機関を装備した戦艦は日露の対戦の翌年1906年に進水したイギリスのドレッドノートです。 |
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(戦艦三笠に搭載されていたイギリス、ヴィッカース社製の直立3気筒3連成レシプロ式機関) |
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艦首部、衝角(ラム) |
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(講堂) |
(衝角、ラム) |
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艦首へと向かってみます、中甲板の艦首部は講堂で映像上映されています、此処は病室のあった場所で丁度この真上が30,5cm連装主砲で真下が魚雷発射管室です。この当時の戦艦の艦首最下部は衝角と呼ばれ非常に硬い突起した形状と成っています、これは古代ギリシャやローマ帝国の軍船に見られるラムと言うもので敵艦の横腹をこれでドツイテ沈める役割をしていました、しかしこの衝角は艦船の速力を損なう為に戦艦三笠の次期主力艦である香取を最後に日本艦船から取り外されています。 |
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関東、歴史旅行情報 軍事、兵器 日本海海戦、バルチック艦隊現る 日本海海戦、対馬沖海戦 |
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近代の軍艦史 |
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