中世の家屋は地面に大凡2m~2.4mに穴を開けて柱を埋め込む堀立柱建物と土台の下に敷石をする礎石建物がよく建てられていました、掘立柱式の工法は一般農家などが主で礎石式の工法は武家屋敷、寺社などが主でした。 | ||||
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柱の設置 | ||||
掘立式の家屋はまず地面に2m~2.4mの間仕切り単位で穴を開けて柱を埋めます、柱の下に頭大の石を敷く場合もありましたが通常農家などの柱をそのまま地中に埋め込んでいました、掘立柱建物は耐震性に優れていましたが柱が腐食しやすい欠点もありました。 | ||||
横張で地中に埋め込まれた各柱が固定されます。 | ||||
主要な骨組みが完成すると茅葺屋根をのせる垂木、棟木が取り付けられます。 | ||||
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壁塗り | ||||
中世の家屋は板壁、茅壁、土壁がありましたが耐火性、断熱性に優れた土壁が普及していました、土壁塗りはまず小舞竹と呼ぶ割竹を格子状に組みその上に粘土状の泥を塗りつけて仕上げる荒壁仕舞が大半で寺社、土蔵、城砦などの壁は荒壁塗りの上に中塗り、上塗りがされていました。 | ||||
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屋根葺き | ||||
茅を固定する下地が割竹、木材で組まれます、下地を組むさいには縄で縛り合わせ垂木、棟木の上に同じく縄で固定されます。 | ||||
下地が組まれるとその上に茅が縄で縛られ取り付けられます、この場合の茅とは薄、茅、アシ、稲藁、麦藁など建物の屋根として利用できる素材を総じて茅と呼んでいました。 | ||||
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