(薬師池公園)
今井谷戸の交差点付近で鎌倉街道上道本道は分岐し一方は七国山へ向かい一方の道筋は現薬師池公園の西裏手を抜け華厳院脇を通り野津田上の原を越えて小野路宿の手前で七国山からの道筋とまた合流していました。
薬師池公園
薬師池公園の池は天正年間に北条氏照の命により水田用水池として開拓されました、公園内には古民家や水車小屋など移築され旧街道筋の面影があります。
永井家住宅と荻野家住宅
永井家住宅は江戸期の小野路町の農家を移築したと云われ国指定文化財と成っています。
荻野家住宅は江戸期の医師の住宅であったそうです。
(移築された水車小屋)
野津田薬師堂と薬師堂裏手の街道筋
天平年間(奈良期前半)行基により開基されたと伝えられています。
鎌倉街道上道はその薬師堂裏手を通っていました。
野津田上の原
野津田上の原に向かう華厳院脇の掘割状の遺構と野津田上の原
薬師堂から華厳院に向かいます、その脇の登り坂沿いに鎌倉街道上道の掘割状の遺構が残っています。 掘割状の遺構沿いに登り坂を登り詰めると野津田上の原へと出ます、以前の発掘調査で此処上の原から縄文期から奈良期にかけての住居址や中世の大規模な掘割状の街道址が発見されています、街道の遺構は幾つもの街道筋が交差した状態で古代、中世と上の原がそれら古道の起点と成っていた様です。
此処から野津田の街道筋は小野路へ向かい七国山からの道筋と合流します。
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